【第1講】
不動産物件にお買い得なものはあるのか?

【第2講】
競売物件について

【第3講】
相隣関係について

 

よく「不動産にお買い得品はない!」と言いきる人がいます。

お買い得だと思っても何か理由があって(隠れた悪い点があって)安くなっているんだろうとか、いいものだったら安くなんかしないよ、などとそういう人達は言うのです。

では、本当にお買い得品は無いのでしょうか?

私の考えでは「不動産にもお買い得品はある!」です。

   
 

個人のお客様(Aさん)の持ち家を仲介するとしましょう。
そしてAさんがなんだかの事情でなるべく早く家を売却したいと希望したらどうなるでしょう?

普通だったら2000万円で市場に出して様子をみたい家であっても、思いきって1800万円で売りに出すことも十分ありえるのです。

※値段が折り合えば不動産会社が直接買ってしまうのが一番早いのですが・・・。
(もちろん弊社も買い取りもいたします。)

 
  不動産業者は直接土地や家を買いつけもいたします。

当然多額の資金がかかるのですが、売れずに残ってしまうと投資に対する効率が落ちてしまいます。
物件は悪くないし、値段設定も悪くない、だけどどういうわけか話がまとまらない・・・じゃあ思いきって原価近くまで値下げしてでも売ってしまおうということもあるのです。

  「競売物件」言葉くらいは聞いたことがあるという人が多いかもしれません。

簡単にいうと「債権の回収の為に裁判所を通じて売りに出された物件」のことです。

なんだかの債務のある人が持っている土地や建物を裁判所が競売で売却し、その売却代金を債権者に支払うというシステムです。

では、その特徴はなんでしょう?そしてなぜそのような特徴があるのでしょう?
  同様の物件に比べて安い
(ここ最近は弊社の営業地域では随分高値の落札が続いています。こうなるとメリット無くなっちゃいますね。そうはいっても比較的安く手に入る時もありますのでそれを前提に話しを進めます。)
  @買いつけ前に物件の内部調査などができない。

A買いつけ後の明渡しをスムーズにしてもらえる保証が無い。

B買いつけは現金一括払い(ローンはほとんどの場合組めません)
 

どうです、だいぶ競売物件のことがわかってきましたか?
まとめると

  1. 別に売りたくもない物権を強制的に売られてしまう
  2. だから売るに当たって持ち主の協力は必ずしも得られない
  3. その分不確定要素が多いので比較的安く値付けする
  4. おまけに現金一括払い

こういうことなのです。

私なりの結論を言ってしまうと「個人が競売に参加することはお薦めしない」ということです。

競売物件を買いたいのであれば不動産業者に相談したほうが良いでしょう

手数料(これば業者や物件毎のケースで違うでしょう)はかかりますが高額物件を買うのですから安心料だと思ってください。

皆さんは中古車買うときだって個人売買はあまりしないでしょう?
「安心料」だと思ってお店に手数料を払って購入しているんですよね。

一生に数度の高い買い物で冒険する必要はありません。


  先日ある方とお話しているとこんなことをおっしゃっていました。

「隣の敷地の塀の修繕必要なんだけど修理できないだろうな。だって、こっちの敷地には入らせないから。」
まあ、隣近所でいろいろ事情がおありなのでしょうか、その人はとにかく修繕に協力しない姿勢のようです。

でもこんな理屈が通用するのでしょうか?(今回は隣地への立ち入りの件のみお話します。)

隣地との隙間の狭い建物の壁を塗り替えるような時もそうですが、なんらかの事情で隣地を利用しなければならないことはよくある事です。
もちろん、日頃から仲良くしておけば良い訳ですがそううまくいかない時もあるでしょう。

そのような時は隣地の所有者に意地悪されても手も足もでないのでしょうか?

そんなことはありません。
民法209条では隣地立入権として必要最小限度での隣地への立入りを認めています。(建物構築や修繕などの時)

困った時はお互い様・・・ということですね。
民法は「権利の濫用はこれを許さず」とも定めています。
なかなか良い定めですよね。
 
 

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